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第37回アンドロロジー学会

2018年6月15日、16日、神戸市で開催されました 37回アンドロロジー学会 で発表いたしました。


精巣精子による顕微授精の成績ー女性因子からの検討

岡本クリニックでは、1994年1月から精巣精子による顕微授精を251名に施行させていただきました。
今回は、2005年1月から2017年12月まで顕微授精を施行し、胚盤胞まで培養した180名のカップルについて、女性因子から検討しました。

無精子症の方の顕微授精成績については、男性側からの検討は多くありますが、女性因子から、さらに長期にわたる詳細な検討はほとんどありません。 

発表内容は、子宮筋腫、子宮内膜症、甲状腺機能異常症、自己免疫疾患(膠原病)、卵巣機能等の女性合併症の有無は、良好卵子が採取でき、胚盤胞まで発育し移植することができれば、妊娠率には影響しないという結果でした。

無精子症という男性因子であっても、妊娠、挙児が十分可能であり、少しでも妊娠率を向上していただくためには、女性因子からは、一日も早く治療を開始していただくことが大切と考えます。

精巣精子を用いた顕微授精の成績、特に精子運動性からの検討については、
2011年9月9日、第29回日本受精着床学会において「精巣内精子を用いた顕微授精についての検討

という演題ですでに詳しく発表しております。 


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